社会人とは?定義について意外に分かっていない人多い説

皆さんは「社会人」とはどういう人のことを指すのかと尋ねられたら、何と答えますか?

正社員やフリーターなど、いろんな雇用形態を思い浮かべるかと思います。

しかし、正解だと思える答えをすぐに提示できる方は意外に少ないのではないでしょうか。

私も現在印刷会社で営業職として4年以上勤務しており、社会人として今年で7年目を迎えます。

今になって社会人の定義を調べると、想像していたものよりも答えが意外なものでした。

今回は、意外に分かっていない「社会人」の定義について、僭越ながら社会人7年目の平社員が解説します。

この記事は、以下のような方を対象にしています。

  • 社会人の定義について知りたい方
  • 「社会人として~」と言われるとしんどさを感じる方
  • 新社会人になったものの、なかなか学生気分が抜けないと感じている方

この記事をご覧になり、少しでも気持ちが楽になっていただけると幸いです。

「社会人」とは

社会人に関するイメージ

社会人の定義には、絶対的なものはないとされていますが、下記のようなことを指します。


社会人(しゃかいじん)とは、学校や家庭などの保護を離れて自立している人のことをいう。

社会人(しゃかいじん)の意味や定義 わかりやすく解説 Weblio辞書

あくまで「自立」をしているかどうかが基準であり、働いているかどうかは基準ではないようです。

自立という言葉には「自力で生計を立てる」という意味合いがあります。

そのため、必然的に「社会人=働いている人」というイメージを持たれる傾向にあります。

では、具体的にどのような人のことを「社会人」と呼ぶのか、深堀していきましょう。

「社会人」といえる人の主な一例
  • 働いている人(正社員、契約社員、派遣社員など)
  • 働いていたが退職し、一時的に無職となっている人
  • 専業主婦

上記を踏まえると「社会人」とは、自立し、社会でなにかしらの役割を担っている人のことといえそうです。

一方、「社会人」とはいえない人となると、自立しておらず、社会での役割を担っていない人のこととなります。

たとえば、「学生」「ニート」と呼ばれる人々のことが当てはまるでしょう。

社会人としての心構え

仕事をしている社会人

「社会人としての心構え」という言葉に、どこか嫌悪感を抱いてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、ひとつひとつの心構えがなぜ必要なのかを突き詰めると、案外自分も相手に求めているものだったりします。

そのことが自覚できると、自然と「社会人としての心構え」をしようと思えるはずです。

実際には、以下のような内容が、いわゆる「社会人としての心構え」といわれているものです。

  1. 時間厳守
  2. 挨拶
  3. 身だしなみ
  4. 最低限のビジネスマナー
  5. 報連相(=報告・連絡・相談の略)
  6. 言葉づかい
  7. 謝罪と感謝の気持ちを表す
  8. 積極性

すべて後天的に習得できるものです。

ひとつずつ解説していきます。

時間厳守

仕事をするうえで、時間を守ることは基本中の基本です。

時間を守らずに行動していると、仕事全体、大げさにいえば社会全体が回りません。

たとえば、遅刻をしない、締め切りや納期に間に合わせるなどが挙げられます。

ここでのポイントは、目標時間から逆算し、計画を立てて仕事に取り組むことです。

万が一、時間を守れない可能性がある場合は、関係者各位にすぐに相談しましょう。

挨拶

仕事において、コミュニケーションは欠かせません。

そのコミュニケーションの土台となるのが、挨拶です。

人との関係は「おはようございます」「こんにちは」などの挨拶から始まります。

挨拶ができる人は好印象を持たれ、その後のコミュニケーションも取りやすくなります。

仕事を気持ちよく進めるためにも、挨拶は積極的に元気よくおこないましょう。

身だしなみ

身だしなみのイメージ

なぜ「身だしなみ」が社会人としての心構えになるのか、具体例を挙げて説明します。

先方の担当者が以下のような人である場合、次回お会いしたいと思えるでしょうか。

  • 髪がボサボサ
  • シャツのシワが目立つ
  • 鼻をふさぎたくなるようなにおいを全身から放っている

清潔感には「またあの人とお会いしてもよい」という許容範囲に影響を及ぼす力があります。

よい方向への影響というのは正直少ないです。

そして、悪い方向へとことん動いてしまうのが清潔感です。

実際には、鏡を見て、乱れているところがないかマメに確認するようにしましょう。

最低限のビジネスマナー

社会人としてまず教え込まれるのが「ビジネスマナー」です。

業界や職種によって必要なビジネスマナーはさまざまで、どこまでが最低限なのかは断言できません。

たとえば、以下の内容が、主に「最低限のビジネスマナー」と呼ばれているものです。

  • 名刺交換:胸のやや下の位置で少しかがみながら交換する
  • 電話:社内の人を「さん」付けしない、✖「了解しました」→〇「承知いたしました」
  • 勤務中の基本姿勢:私語をなるべくしない

上司や先輩の仕事への取り組み方を観察、あるいは直接教えてもらいながら身につけましょう。

報連相(=報告・連絡・相談の略)

社会人になる前から「報連相」という言葉を、一度は聞いたことがある方も多いと思います。

報連相は仕事をまわす潤滑油となり、信頼関係を構築する力もあります。

実際に報連相を徹底するには、主に以下のことを実践するとよいでしょう。

  • 報告:必要に応じて、仕事の進捗を関係者と共有する
  • 連絡:打ち合わせや会議のスケジュールを事前に組む
  • 相談:なにかトラブルが起こりそうなときに、関係者と解決策を模索する

仕事の全体像が把握できるようになると、報連相がうまく実践できるようになっていきます。

言葉づかい

コミュニケーションをしている様子

仕事で関わる人には、不快感を与えない言葉づかいを心がけましょう。

言葉のチョイスひとつで、今後の関係性の明暗が分かれるといっても過言ではありません。

具体的には、すべての人へ基本的には敬語をつかい、尊敬語と謙譲語を使い分けましょう。

やわらかい話し方まで実践できるとなおよいでしょう。

謝罪と感謝の気持ちを表す

すべての場面において、謝罪と感謝の気持ちを表すことはとても大事なことです。

謝罪と感謝ができると、自分の人格を上げることにつながります。

さらに、誠実性があると評価され、信頼を得ることにもつながります。

私も実際に謝罪と感謝の気持ちを表すことが常にできているかと問われると、自信もってできているとは言い切れません。

これからも人として成長できるように、謝罪と感謝の気持ちを表すことは、常に心がけていきたいです。

積極性

自分にできることは、どんどん積極的に取り組みましょう。

積極性は仕事のスピード向上につながり、自分自身の成長へもつながります。

たとえば、新入社員のときはできることが限られますが、周りを見渡すと、できることは意外に転がっています。

進んでお茶出しをする、朝少し早く来て掃除をするなど、自分にできそうなことから実践しましょう。

積極性をあげると、人と関わる機会が増えることもあるでしょう。

そうなると、コミュニケーションスキルも向上するかもしれません。

社会人とは定期的な気分転換をすべき人のこと

社会人の前に、1人の人間だというイメージ

社会人としての心構えを意識しすぎると、しんどさを感じるときもあるでしょう。

私も、仕事に忙殺され、身も心も疲れ果てることが何度もありました。

そういうときは、趣味や友達と遊ぶなどして、うまく気分転換をしていきましょう。

社会人は気分転換をするのも仕事です。

「自分で自分の気分を上げる方法」を考えるのは、社会人として生きていく中で、結構大事なポイントです。

しかし、それでも気分が上がらず、仕事がしんどいと感じるときがあるかもしれません。

そういったときは、以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ

これからも社会人として生きていくうえでの前向きな姿勢

今回は、社会人と定義や心構えなどをお伝えしました。

仕事をおこなっていく中で、社会人としての自覚はとても大事です。

しかし、あまり思いつめ過ぎないようにしましょう。

定期的な気分転換をしながら、長い社会人生活を心身ともに健康で過ごしていくことがとても大事です。

そして、社会人の前にまず自分は1人の人間であり、人としての振る舞いを忘れないようにしましょう。

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