早期離職する理由とは?防ぐ対策についても解説!

早期離職しようか悩んでいる様子

社会人になり、学生のころとのギャップに苦しんだことで「もう仕事辞めたい」と感じたことはありませんか?

私もまったく同じような事態に陥り、新卒で入った会社を1か月で辞めてしまった経験があります。

そんな私でも、現在勤めている会社には約5年所属しており、穏やかな日々を送れるようになりました。

当記事では、早期離職となる理由や早期離職を防ぐための対策などについて解説します。

私がなぜひとつの会社に約5年勤められるようになったのかについても、記しています。

社会人なりたてであるにもかかわらず「もう仕事辞めたい」と感じている方には、ぜひ読んでほしい記事です。

一度、当記事を読んで離職を踏みとどまっていただけますと幸いです。

※仕事が原因で病気を患ってしまった方に対しての記事ではありません。

早期離職の定義

早期離職してしまうような職場のイメージ

早期離職とは入社して3年以内に離職することであり、企業側と離職者側の両方に大きなデメリットが生じます。

【大きなデメリット】
企業側:費用面→数百万円の損失が出る
離職者側:再就職が難しくなる可能性がある

企業側にとっての大きなデメリットは、費用面です。

採用前・採用後にかかったコストは、合計で数百万円にも及ぶといわれています。

また、既存社員のモチベーションを下げてしまうこともあるでしょう。

離職者側にとっての大きなデメリットは、離職後の再就職が困難になる点です。

採用側にとって早期離職をした経歴は、懸念点だと解釈される傾向にあります。

「またすぐに辞めてしまうのでは」と思われやすいためです。

早期離職については、企業側・採用される側双方に対策が必要となります。

早期離職が生じる理由

早期離職したときのイメージ

2024年2月に株式会社マイナビが「正社員として働く20~59歳の男女3,000名」を対象にした「正社員のワークライフ・インテグレーション調査2024年版(2023年実績)」が公表されました。

当調査によって上位3つを占めた早期離職理由は、以下のとおりです。

  • 職場の雰囲気が良くなかった・自分に合わなかった
  • 上司・同僚などの職場の人間関係が合わなかった
  • 想定していた仕事内容ではなかった

3つの理由に共通するのは「職場に対して抱いていたイメージと実際の状況にギャップがある」ということです。

どこへ就職しても、イメージと現状でギャップが起こることはあり得る話です。

しかし、そのギャップが大きすぎる場合は早期離職につながりやすくなるのだと考えられます。

このギャップを埋める作業を早い段階から行うことが、早期離職を防ぐ対策の肝になるといえるでしょう。

早期離職と再就職の両方を経験して思ったこと

早期離職と再就職の間で葛藤する様子

私は、新卒で入社した会社を1か月・その次に正社員として入社した職場を半年で辞めた経験があります。

現在所属している会社には、約5年勤めています。

なぜ早期離職を繰り返していたにもかかわらず、5年間もひとつの職場で働けるようになったのか。

その理由には、早期離職した経験が活かされています。

早期離職をしたあとに再就職するのは、正直大変でした。

面接官への印象はよくないだろうと思っていましたし、履歴書に早期離職した旨を2件も書くのは辛かったです。

退職理由も人間関係や職場環境への不満など、ネガティブな内容ばかりでした。

そんな中、私を採用してくださった会社に出会えました。

現在私が所属している会社です。

何度も面接で落ちて再就職が大変だったからこそ、心を入れ替えることができました。

「ここでまたすぐに辞めたら人生終わる」「大変なことがあっても一旦耐えよう」と自然に思えたのです。

そのため、仕事上でなにか問題が起こっても、能動的に解決する姿勢を身に付けられました。

人間関係や職場環境はコントロールすることが難しいですが、自分にできることは必ずあります。

まず自分にできることは「自分から積極的にコミュニケーションをとること」だと思いました。

コミュニケーションを通じて、やがて人間関係や職場環境は少なからず良い方向へ変化していきました。

コミュニケーションが苦手でも、自分がほかにできることをまずは考えてみてください。

「自分にできること」へフォーカスして日々仕事に取り組むことで、周りに評価されます。

そして、働きやすい環境が作れるようになります。

早期離職を防ぐには

早期離職に対する葛藤の末、働きやすい職場を実現させたときのイメージ

早期離職に対して対策を講じなければ、再度早期離職が起こり得ます。

また「やめたい」と思っても、自分で解決できることがないかを探すことも重要です。

具体的には、以下の対策をとることで早期離職を防げる可能性があります。

早期離職後に後悔しないよう、以下の対策を講じて自分を守るために最大限尽力しましょう。

リアルな職場を知れそうなイベントに参加する

前述したとおり、早期離職は職場に対してのイメージと現状のギャップが大きい場合に起こりやすいです。

そのため、早い段階から職場のリアルを把握することでギャップを抑えられます。

実際には、以下のような対策が有効的です。

いずれの対策も、なるべく入社前に行うことをおすすめします。

  • 体験入社や職場見学に参加する
  • インターンや研修で業務を体験する
  • 既存の社員と交流できる機会を設けてもらう

入社後は積極的に行動する

入社から間もないころは、右も左も分からないはずです。

だからこそ、積極的に行動することで仕事のノウハウをより早く習得できます。

具体的には、以下のような行動をとりましょう。

  • 不明点は先輩に聞いてすぐに解消させる
  • 掃除や電話取りなどのメインではない業務にも真摯に取り組む
  • 挨拶は元気よく行う

働きながら「できること」を増やすことが、働きやすくなる環境を作り上げるポイントです。

職場は「仕事ができる人」ほど、働きやすいと感じるような環境になっています。

この特性を把握し、できることから取り組みましょう。

そうすることで、やがて自分にとって働きやすい環境へつながります。

もし仕事に対するモチベーションに悩みがある場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

親しい人に相談する

早期離職するか悩んでいる時に誰かに相談している時のイメージ

入社して間もないころにもし「仕事を辞めたい」と感じた場合は、独断で退職を決めないことが重要です。

私は、新卒で入った会社を独断で辞めてしまったことに対して後悔しています。

辞める前に誰かへ相談していたら、より良い方向へ進めたのではと思うことがあります。

もし「辞めたい」と思っていても一度は立ち止まりましょう。

その場合は、一旦親や友人などに相談したうえで判断するのがおすすめです。

まとめ

早期離職に対する葛藤の末、穏やかに働けるようになった時のイメージ

今回は、早期離職をする理由や早期離職を防ぐ対策などについて解説しました。

早期離職は、職場に対するイメージと現状にギャップがある場合に起こりやすいです。

早い段階(入社前あるいは入社後間もないころ)から職場の現状を知るための行動を起こしましょう。

現状を早期に知ることで、早期離職以外に必要な行動を冷静に判断できるようになるはずです。

できることから積極的に取り組み、自分なりに働きやすい環境を作っていきましょう。

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